この記事で解決できるお悩み
電子書籍と紙の本ってどっちが良いの?
両方使うのはどんなメリットがあるの?
どうやって使い分けているの?
結論、電子書籍と紙の本はどちらにもメリットがあるので、使い分けるのがおすすめです。僕自身、電子書籍を3年ほど使っていますが、今でも紙の本を買っています。
この記事では僕の経験を軸に、電子書籍と紙の本の上手な使い分け方を紹介します。上手に使い分けることで読書がもっと楽しく、もっと効率的になるので参考にしてみてください。
電子書籍と紙の本を使い分けるメリット
電子書籍と紙の本を使い分けるメリットは、両方のいいとこ取りができることです。片方だけを使おうとすると、どうしてもデメリットがでてきてしまいます。しかし両方使えば、デメリットをカバーして、メリットだけが得られますよ。
- 両方のメリットを得られる
→電子書籍の効率、紙の本の質感など - 両方のデメリットをカバーできる
→紙の本は場所をとるけど、電子書籍ならコンパクト - 状況に合わせて読書スタイルを変えられる
→家では紙、出先では電子書籍など - コストを抑えられる
→読み放題サービスや古本を活用など
ただし、無理に両方使う必要はありません。「通勤電車でしか読まないから、コンパクトな電子書籍があればいい」のように片方だけもOKです。
電子書籍と紙の本:利用者の割合
情報サイト「Appliv TOPICS」の調査では、約55%の人が電子書籍の利用経験があることがわかりました。
一方で株式会社インプレスの調査では、継続して利用している人の割合は、有料書籍20.5%、無料書籍(アプリなど)45.3%と半数以下になりました。習慣的な読書は未だ紙の需要が高いようです。
また、電子書籍の市場規模は年々拡大しており、2025年度には2011年度の約10倍である6747億円にまで成長すると言われています。今のうちに電子書籍を活用しておくことで、流行の先取りができるかもしれませんね。
電子書籍のメリット・デメリット
電子書籍のメリット
- 24時間いつでもどこでも購入できる
- 場所をとらない
- 持ち運びが便利
- セールや読み放題でお得に
- 汚れない。破れない
- メモや検索機能で効率UP
- おすすめ機能で新たな出会いも
- 複数端末で読める
電子書籍のデメリット
- 紙よりは動きが遅い
- 電子書籍化されていない本もある
- 中古本を売買できない
- 五感が刺激されない
- 記憶の定着に難あり?
関連記事: 電子書籍のメリットはこちら【紙派が語る】
紙の本のメリット・デメリット
紙の本のメリット
- 五感を刺激される
- 所有欲が満たされる
- 内容に合った大きさになっている
- 目が疲れにくい
- 記憶が定着しやすい
- 読書だけに集中できる
- パラパラめくれる
- 充電がいらない
- 貸し借りができる
- 中古本の売買ができる
紙の本のデメリット
- 読むまでに手間がかかる
- 体勢によっては読みづらい
- 汚れが気になる
関連記事: 紙の本のメリットを忘れていませんか?今こそ推したい紙の魅力
電子書籍と紙の本の上手な使い分け方
電子書籍と紙の本の上手な使い分け方を6つのポイントから紹介します。
- ジャンル
- 目的
- 場所
- タイミング
- コスト
- コレクション
本のジャンルによって使い分ける
電子書籍と紙の本は、ジャンルによって使い分けるのがおすすめです。なぜなら、ジャンルによっては電子書籍では読みにくいものがあるから。
紙の本はその本の内容に合わせて読みやすい大きさに印刷されています。一方で電子書籍は、どの本でも同じ大きさの画面に表示されます。なので、雑誌などの大きい本は読みにくいです。
また、長編小説や参考書など重い本は、電子書籍で読むのもおすすめ。本のジャンル・大きさによって使い分けることで、より快適に読書を楽しめます。
紙の本 万能! | 電子書籍 (Kindle) | 電子書籍 (iPad・タブレット) | |
小説 | ◯ | ◯ | △ 目が疲れる |
漫画 | ◯ | ◎ 数十冊持ち歩ける | ◯ |
ビジネス書 | ◯ | ◎ | △ 目が疲れる |
参考書 | ◯ | ◯ | ◯ |
雑誌 | ◎ | △ 読みにくい | ◯ |
写真集 | ◎ | ✕ カラー表示されない | ◯ |
目的によって使い分ける
その本を読む・使う目的によって使い分けるのもポイントです。たとえば、勉強のために読む場合、紙の本の方が記憶の定着に有利という調査結果があります。
ノルウェーのスタヴァンゲル大学が行った研究です
28ページの小説を読んだ50人(Kindleと紙の本半数ずつ)が、重要なシーンをどれだけ覚えているかを調査しました。その結果、Kindleで読んだ被験者の方がかなり悪い成績になりました。
調査を行ったマンゲンさんは「紙をめくるという作業が記憶の補助となる」という推論を述べています。
また、たくさん書き込みたいなら、紙の本をおすすめします。電子書籍にもメモ機能など勉強に役立つ機能がありますが、紙の本に比べると融通が利きにくいです。それに、メモをした特定のページを開くのも紙の本の方がスムーズです。
一方で、たくさんの参考書を持ち歩くのが不便だと感じるなら電子書籍で購入するのがいいでしょう。
特定のページが読みたい方は注意
電子書籍は権利の問題などによって、表示されないページがあります。とくに芸能人の写真が載っている本は要注意です。購入してから目当ての芸能人のページがカットされていることに気づくと損をしてしまうので、あらかじめ確認しておきましょう。
場所によって使い分ける
僕は家では紙の本、出先では電子書籍で読書をすることが多いです。紙の本は持ち歩くのも大変ですし、カバンの中で汚れてしまうこともあります。一方で電子書籍なら持ち歩きが簡単で、汚れてもサッと拭けます。
また、電子書籍は片手で読めるので、ちょっとした空き時間に読みやすいのもポイントです。とはいえ、紙の本の質感も好きなので、家では紙の本を読んでいます。このように読む場所によって使い分けるのもいいでしょう。
タイミングによって使い分ける
電子書籍と紙の本は読むタイミングで使い分けるのも大切です。僕は効率を求めるときに電子書籍、リラックスして楽しみたいときに紙の本というように使い分けています。
たとえば、移動時間やスキマ時間には電子書籍、休日や平日の夜は紙の本を読んでいます。とくに寝る直前は画面の光が睡眠に影響を与えるので、紙の本がおすすめです。
このように、いつどんな状況でその本を読むのかによって使い分けることで、読書の楽しみが広がっていきます。
コストによって使い分ける
電子書籍と紙の本はコストを考えて使い分けることもできます。リーズナブルに読書をするには、どうしたらいいのか考えてみましょう。
たとえば、電子書籍には読み放題サービスがあるので、うまく使えば月1,000円ほどで読書を楽しめます。一方で紙の本は、古本を買えるので、古本に抵抗がないのなら、紙の本のほうが安く済むかもしれません。
また、お金に余裕があれば、電子書籍と紙の本両方で購入するのがおすすめです。同じ本を状況に合った方法で読めるので、もっと効率が高まりますよ。
コレクション願望で使い分ける
本棚に本を並べたり、漫画の特典が欲しかったりする方は紙の本がいいでしょう。電子書籍なら効率は高まりますが、紙の本のように「自分のもの」という感覚は得られません。なので、本に限らずコレクションが好きな方は、紙の本のほうが幸せを感じられるかもしれません。
一方で、電子書籍の購入サイトの中には、コレクション需要に応えるサービスをしているサイトもあります。たとえば、ebookjapanでは、購入した本を背表紙が見えるように並べられるので、実際の本棚のよう感覚を体験できます。
電子書籍のまんがや本を「背表紙」で並べられるんだ。そう、eBookJapan ならね。https://t.co/tyVREmbxgq pic.twitter.com/PdB5NyzUIr
— まんがお得に買うならebookjapan (@ebookjapan) January 10, 2018
しかし、付録や特典は電子書籍についていません。そういったものが欲しい方は紙の本の一択でしょう。
電子書籍と紙の本の使い分け:比較表
紙 | 電子書籍 | |
コスト | △割引ほぼなし ◎古本 | ○割引あり ○読み放題あり |
持ち運び | △重い | ◎軽い |
品揃え | ◎基本は紙で販売される △古い本は探すのが大変 | ○自費出版もある △電子書籍化されてない本も △レビュー・おすすめに左右されがち |
快適さ | ◎読み込みがない △重みがある △両手が必要 | △読み込みがある。もっさり。 ◎軽くて持ちやすい ○片手 |
使い分け | ||
タイミング | 家 寝る前 | 出先 スキマ時間 |
目的 | リラックス 勉強 | 効率 スキマ時間の活用 |
場所 | 家 | 出先 |
ジャンル | 小説 雑誌 単語帳 | ビジネス・実用書 参考書 |
コレクション | 付録・特典 所有欲 | ✕ |
電子書籍リーダーはKindleがおすすめ
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容量 | 32GB |
モデル | Wi-Fi |
広告 | なし |
定価 | 17,980円 |
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電子書籍と紙の本の使い分け:まとめ
電子書籍と紙の本の使い分け方を紹介しました。両方のメリットが得られる方法を見つけて、効率よく読書を楽しみましょう!
参考
2020年度の市場規模は4821億円、巣ごもり消費で前年から1071億円の大幅増加!『電子書籍ビジネス調査報告書2021』8月6日発売
電子書籍の利用実態調査、2人に1人が利用経験あり、電子書籍に使うお金は0円が最多。よく利用するサービスは「Kindle」「LINEマンガ」(おたすけスマホ情報サイト「Appliv TOPICS」調べ)