この記事で解決できるお悩み
紙の本って時代遅れ?
どんなメリットがあるの?
電子書籍とどっちが優秀?
結論、紙の本にはたくさんのメリットがあり、電子書籍の劣化版・時代遅れではありません。僕自身、3年以上Kindleを使っていますが、紙の本も月に2、3冊は買っていますよ。
この記事では、電子書籍と両方使っている僕が感じる紙の本のメリットを10個紹介します。電子書籍と紙の本ってどっちが良いの?という悩みを持っている方は参考にしてみてください。
紙の本のメリット10選
紙の本と電子書籍の二刀流の僕が感じる紙の本のメリットはこちら!
- 五感を刺激される
- 所有欲が満たされる
- 内容に合った大きさになっている
- 目が疲れにくい
- 記憶が定着しやすい
- 読書だけに集中できる
- パラパラめくれる
- 充電がいらない
- 貸し借りができる
- 中古本の売買ができる
五感を刺激される
紙の本は電子書籍に比べて、読んでいる感覚があります。というのも、紙の本って視覚だけでなく、その他の感覚も刺激されるんですよね。
- 紙とインクのニオイ
- ページをめくる音
- 紙の質感
- 本の重み
「読書してる!」って感覚は紙の本が圧倒的です。実はこの感覚ってすごく大切。小説の物語や実用書の知識が、体験とともに記憶されるようになります。僕が今でも紙の本を読んでいる理由もコレが1番大きいかな。
所有欲が満たされる
紙の本は重みや質感がわかるので、買ったときのウキウキ感は桁違いです。電子書籍だとネットでポチッと押せばダウンロードされるので便利ではあるんですが、「買ったぞ!俺のものだ!」って感覚はないんですよね。
本に限らずこんな感覚ってありませんか?新しいスニーカーを買ったら今すぐ履きたくなるような。本やマンガにも特装版や限定版などもあるので、コレクター欲をそそられる方もいるのではないでしょうか。モノを買って満たされる感覚は電子書籍では得られません。
内容に合った大きさになっている
紙の本の場合、内容に合った大きさに印刷されて販売されています。なので、どんなジャンルの本も読みやすいです。一方で電子書籍は、すべての本が同じ大きさで表示されます。基本的に電子書籍リーダー(Kindleなど)は小説の大きさに作られているので、雑誌など大きめの本は読みにくいんですよね。
なので、さまざまな種類の本・雑誌を読む方は、電子書籍一本だとストレスを感じてしまうでしょう。
目が疲れにくい
スマホやタブレットで読んでいると、ブルーライトに目がやられて長い時間読んでいられないんですよね。一方で、紙の本は目へのダメージがありません。
Kindleの場合は目に優しい光になっているのでスマホほど疲れませんが、紙に比べるとやっぱり疲れます。そのため、長時間読書をしたい方や寝る前に読書をしたい方は紙の本がおすすめです。
記憶が定着しやすいという研究も
実は、紙の本の方が知識が定着しやすいという調査結果があります。
ノルウェーのスタヴァンゲル大学が行った研究を紹介します。
28ページの小説を読んだ50人(Kindleと紙の本半数ずつ)が、重要なシーンをどれだけ覚えているかを調査しました。その結果、Kindleで読んだ被験者の方がかなり悪い成績になりました。
調査を行ったマンゲンさんは「紙をめくるという作業が補助となる」という推論を述べています。
ただし、記憶の定着については、「紙の方が慣れているからではないか」という説もあります。そのため、絶対にどちらが優秀というわけでなく、自分が記憶しやすい方を見つけるのが良いでしょう。
読書だけに集中できる
紙の本は読書しかできません。なので、読書に100%集中できます。
スマホで読んでいるときにピコンと通知が来るとどうしても気になっちゃうんですよね。本を読もうと思っていたのにSNSを開いちゃうのもあるある…Kindleでは他のアプリはないものの、ストアにはつながっているので、紙の本よりは誘惑があります。
もし集中力に自信がないならば、絶対に紙の本がおすすめです。スマホの電源を切って紙の本を開きましょう。
パラパラめくれる
パラパラめくって特定のページを開けるのも紙の本のメリットです。
実用書や参考書では、「あの本のあそこに書いてあったのなんだっけ」ってことが結構あります。そのとき、Kindleでは探すのが一苦労です。ブックマーク機能やシークバーはあるものの、紙のスムーズさには敵いません。
充電がいらない
紙の本は充電がいりません。いつでもどこでも読書を楽しめます。電子書籍は出先で充電切れに気づくなんてことも…せっかくの読書タイムが台無しです。
また、スマホ・PC・電子書籍などなど充電しないといけないものが増えると配線がゴチャゴチャしてしまいます。家の配線にこだわりがある方は工夫が必要です。紙の本の方がいいかも。
貸し借りができる
電子書籍と紙の本の大きな違いは貸し借りができることでしょう。
電子書籍の場合
あなた:あの本読んだ?
友達:読んでない。どうだった?
あなた:面白かったよ。おすすめ
友達:へー読みたいな
あなた:自分で買え
紙の本の場合
あなた:あの本読んだ?
友達:読んでない。どうだった?
あなた:面白かったよ。おすすめ
友達:へー読みたいな
あなた:貸してあげるよ
友達:ありがとう!こないだ読んだ本貸すよ!
あなた:ありがとう!
本をきっかけに会話が生まれますし、貸し借りをした本をきっかけにまた会話ができます。
それに、自分で買うほどでもないけど読んでみたい本ってありますよね。そんなときに友達から借りられるのもメリットです。
中古本の売買ができる
紙の本は読み終わった本を売れる、もしくは古本を安く買えるのもメリットです。
電子書籍では読み放題サービスや割引があるため、紙の本よりもリーズナブルと言われます。しかし古本に抵抗がない方は、紙の本の方が安く済むことも多いです。
つまらなかった本をお金に買えられるのも嬉しいですね。
紙の本のデメリット3選
電子書籍を使っていて感じる紙の本のデメリットも紹介します。
- 読むまでに手間がかかる
- 体勢によっては読みづらい
- 汚れが気になる
読むまでに手間がかかる
紙の本は電子書籍に比べて読むまでの手間がかかります。
- 本屋に買いに行く
- 本屋で探す
- 通販が届くのを待つ
電子書籍は読みたいと思った本を一瞬で買って読めます。それにおすすめ機能で新しい本にも出会えるので、本を読むまでの手間はかなり少ないです。
とはいえ、本屋で探している時間も楽しかったりしますよね。
体勢によっては読みづらい
紙って両手で持たないといけないですし、重みがあるので体勢によっては読みづらいです。とくに寝っ転がりながら読むと腕が疲れてしまいます。電子書籍は片手で持てるのでどんな体勢でも読みやすい!
汚れが気になる
紙の本は手の垢や汗がついてしまいます。重ねておいた本のインクが写ったり、かばんの中で汚れてしまったりするのもあるあるです。
一方で電子書籍なら、まったく汚れませんし、折り目もつきません。汚れるとテンションが下がる方は電子書籍がおすすめです。
紙の本と電子書籍はどっちが優秀?
結論、紙の本と電子書籍は優劣をつけられません。それぞれにメリットがあるので、使い分けるのがおすすめです。僕自身、ほぼ毎日Kindleと紙の本の両方を触ってますよ。
電子書籍のメリット
- 軽くて持ちやすい
- 読み放題サービスがある
- 場所をとらない
- いつでもどこでも買える
- 検索機能がある
電子書籍のデメリット
- 電子書籍化されていない本もある
- 紙の本より動きがもっさり
- カットされているページもある(雑誌など)
紙の本と電子書籍の比較図
紙 | 電子書籍 | |
コスト | △割引ほぼなし ◎古本 | ○割引あり ○読み放題あり |
持ち運び | △重い | ◎軽い |
品揃え | ◎基本は紙で販売される △古い本は探すのが大変 | ○自費出版もある △電子書籍化されてない本も △レビュー・おすすめに左右されがち |
快適さ | ◎読み込みがない △重みがある △両手が必要 | △読み込みがある。もっさり。 ◎軽くて持ちやすい ○片手 |
使い分け | ||
タイミング | 家 寝る前 | 出先 スキマ時間 |
ジャンル | 小説 雑誌 単語帳 | ビジネス・実用書 参考書 |
紙の本にもメリットは多い!時代遅れではない!
紙の本のメリット:まとめ
- 五感を刺激される
- 所有欲が満たされる
- 内容に合った大きさになっている
- 目が疲れにくい
- 記憶が定着しやすい
- 読書だけに集中できる
- パラパラめくれる
- 充電がいらない
- 貸し借りができる
- 中古本の売買ができる
電子書籍が普及したとしても、紙の本のメリットは揺るぎません。紙の本は時代遅れだとかは考えず、自分に合った方を選びましょう。効率を高めるには紙の本と電子書籍を使い分けるのがおすすめです!
参考
Lifehacker:電子書籍より紙の本で読んだほうが、内容をよく記憶できる:研究結果