この記事で解決できるお悩み
ガリレオシリーズってどの順番で読むべき?
単行本と文庫で内容が違うって本当?
一冊だけ読むならどれ?
結論、ガリレオシリーズは刊行順、あるいは『容疑者Xの献身』から読むべきです。
ただ、シリーズ通して時系列はそれほど重要ではなく、どれから読んでも楽しめます!
この記事ではガリレオシリーズを読む3つのパターンを紹介するので、好みの方法で選んでみてください!
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ガリレオシリーズを読む順番(3パターン)
結論、ガリレオシリーズは基本的には刊行順がおすすめ。
ただ全作品読んでみて「こんな読み方もありかな」と思ったパターンもあるので紹介します。
- 刊行順(おすすめ度★★★)
- 容疑者Xの献身→時系列(おすすめ度★★)
- 長編→短編集(おすすめ度★)
刊行順(おすすめ度★★★)
- 探偵ガリレオ(短編集)
- 予知夢(短編集)
- 容疑者Xの献身
- ガリレオの苦悩(短編集)
- 聖女の救済
- 真夏の方程式
- 虚像の道化師(短編集)
- 禁断の魔術
- 沈黙のパレード
- 透明な螺旋
おすすめの人
いずれ全作品を読みたい
他のパターンを選ぶ理由がない
容疑者Xの献身 → 時系列(おすすめ度★★)
- 容疑者Xの献身
- 探偵ガリレオ(短編集)
- 予知夢(短編集)
- ガリレオの苦悩(短編集)
- 聖女の救済
- 真夏の方程式
- 虚像の道化師(短編集)
- 禁断の魔術
- 沈黙のパレード
- 透明な螺旋
おすすめの人
一番の人気作を読みたい
まずはガリレオシリーズを一作品だけ読んでみたい
ガリレオシリーズの代表作である『容疑者Xの献身』から読み、続編や過去作も気になったら刊行順で読んでいく方法です。
『容疑者Xの献身』はガリレオに限らず、東野圭吾さんの代表作でもあるので、自然とこの順番で読んでいたファンも多いと思います!
長編 → 短編集(おすすめ度★)
- 容疑者Xの献身
- 聖女の救済
- 真夏の方程式
- 禁断の魔術
- 沈黙のパレード
- 透明な螺旋
- 探偵ガリレオ(短編集)
- 予知夢(短編集)
- ガリレオの苦悩(短編集)
- 虚像の道化師(短編集)
おすすめの人
有名作品(映画化作品)から制覇したい
短編集があまり好きではない(優先度が低い)
読み応えのある長編作品から読み進めるパターンです。欠点があるとしたら、『探偵ガリレオ』で描かれる湯川と草薙(メインの登場人物)の出会いを知るのが遅くなることかな……?
ガリレオシリーズは単行本と文庫本で内容が違う
実はガリレオシリーズは単行本と文庫本で一部収録内容が異なります。
■単行本
- 虚像の道化師(短編4作)
- 禁断の魔術(短編4作)
■文庫本
- 虚像の道化師(短編4作+3作)
- 禁断の魔術(長編)
単行本の『禁断の魔術』に収録されている「猛射つ」ですが、文庫本では大幅に改稿されて長編となり、一作品で『禁断の魔術』として発売されました。
基本的には文庫本を読むのがおすすめ。僕も文庫本しか読んでません。
シリーズを制覇して、さらに深掘りしたいほどのファンになったら、単行本もチェックしてみてください!
ガリレオシリーズ全作品のあらすじ
ここからはガリレオシリーズの全作品のあらすじを刊行順に紹介します。
探偵ガリレオ(短編集)
刊行順 | 1番目 |
『容疑者Xの献身』から | 2番目 |
長編から短編集 | 7番目 |
深夜のバス停で大騒ぎをする若者たちが、近隣の住民に迷惑をかけていた。しかし突如、一人の若者の頭が炎に包まれる。
手がかりは事件の前に少女が目にした"赤い糸"。人体発火の背後には驚くべきトリックがあった。
帝都大理工学部物理学科助教授・湯川学と、大学の同級生で警視庁捜査一課の草薙俊平の物語が始まる――。
予知夢(短編集)
刊行順 | 2番目 |
『容疑者Xの献身』から | 3番目 |
長編から短編集 | 8番目 |
「あなたが本気になってくれないなら、私だって覚悟があるのよ」
真向かいのマンションの男性と不倫している女性。男は離婚すると言いながらなかなか行動に移さないため、彼女は最後の決断を下し、自ら命を絶った。
驚くべきことに、この自殺をある少女が予知していたという。
容疑者Xの献身
刊行順 | 3番目 |
『容疑者Xの献身』から | 1番目 |
長編から短編集 | 1番目 |
石神は、数学の天才として将来を嘱望されたが、今では高校教師として不遇の日々を送っている。彼の生活のなかでの唯一の希望は、密かに思いを寄せる隣人の花岡靖子と彼女の娘・美里の存在。しかし、靖子の元夫である富樫が復縁を迫り、靖子は娘を守るために富樫を殺してしまう。
石神は、隣室から聞こえる異変の音から事件を知り、靖子たちを守るために自らの知恵を駆使する。彼の巧みなトリックによって、事件の真相は警察の手からすり抜けていく。
天才物理学者である湯川は、友人の草薙刑事から事件の関係者に石神の名前が挙がったことを聞き、驚愕する。湯川はかつて石神と親交があったのだ。
捜査のなかで、湯川は石神の行動の真の意味を見抜き、彼の苦悩を理解する。湯川が下した決断とは?そして石神が企てたトリックの全貌は――?
ガリレオの苦悩(短編集)
刊行順 | 4番目 |
『容疑者Xの献身』から | 4番目 |
長編から短編集 | 8番目 |
『容疑者Xの献身』で友人を相手に推理を進めた湯川は、精神的な負担を鑑み、もう警察に協力しないと決意した。
しかし、警察に届いた「悪魔の手」からの脅迫状が湯川への挑戦状とも言える内容だったため、草薙の後輩・内海とともに新たな謎に挑むことになる。
「自在に人を葬ることができる。警察には絶対に阻止できない」
聖女の救済
刊行順 | 5番目 |
『容疑者Xの献身』から | 5番目 |
長編から短編集 | 2番目 |
IT企業の社長・真柴義孝は美しい妻・綾音に、子どもができないことを理由に離婚を告げる。綾音は一旦北海道へ帰省するも、その間に義孝が毒殺される。
容疑者として妻である綾音の名前があがるも、彼女には北海道にいたという鉄壁なアリバイがある。
捜査を担当している草薙刑事が彼女の美貌に惹かれていると感じた後輩・内海は、ガリレオ・湯川に協力を求める。
湯川は一つの答えにたどり着くが、それは理論的には可能だが現実的には不可能な「虚数解」だった――。
真夏の方程式
刊行順 | 6番目 |
『容疑者Xの献身』から | 6番目 |
長編から短編集 | 37番目 |
ガリレオ・湯川は海底鉱物資源開発の説明会に出席するため、かつて観光地として繁栄していた海辺の町・玻璃ヶ浦を訪れる。
電車の中で出会った少年の親戚の経営する旅館に泊まることになるも、説明会の翌朝、同じ旅館に泊まっていた元刑事の男が変死体として発見される。
死因は一酸化炭素中毒と疑われたが、湯川はその背後に隠された謎に興味を持つ。
虚像の道化師(短編集)
刊行順 | 7番目 |
『容疑者Xの献身』から | 7番目 |
長編から短編集 | 10番目 |
記者・里中奈美は、特殊能力を持つ教祖がいるという宗教法人「クアイの会」の取材に訪れる。
しかし取材中、教祖が「裏切り者がいる」と宣言すると、その場にいた第五部長が突然苦しみだし、窓から飛び降りて死亡する。
里中は最初は演技だと考えていたが、第五部長が自らの命を絶つ様子を目撃したため、教祖の力を信じるほかなかった。
教祖の超能力に隠された謎とは?
禁断の魔術
刊行順 | 8番目 |
『容疑者Xの献身』から | 8番目 |
長編から短編集 | 4番目 |
大物代議士・大賀仁策のスキャンダルを握っていたフリーライターが殺害された。大賀仁策は女性記者と不倫しており、ホテルで体調が急変した彼女を見殺しにしたという。
その事実を知った彼女の弟・古芝伸吾は復讐を決意する。伸吾は湯川の指導の下で電流と磁界を使った実験装置『レールガン』を作った過去があり、この装置を復讐の道具として利用しようとしていた。
湯川は伸吾の復讐計画を知り、自らが殺人犯になるリスクのある衝撃的な行動に出る。
沈黙のパレード
刊行順 | 9番目 |
『容疑者Xの献身』から | 9番目 |
長編から短編集 | 5番目 |
行方不明になっていた定食屋の看板娘が、数年後に遺体として発見される。容疑者として浮上した男は、かつて少女殺害事件の容疑で逮捕されたことがあり、草薙刑事にとっても因縁深い相手だった。
証拠が次々と見つかるが、決定的なものはなく、結局は釈放される。自由の身になった男は、遺族の前に現れ、彼らを苦しめる。しかしその後、男は殺害されてしまった。
警察は遺族による復讐だと考えるが、遺族たちの完璧なアリバイに直面する。草薙は湯川に助けを求めるが、事件は予期せぬ結末を迎える。
透明な螺旋
刊行順 | 10番目 |
『容疑者Xの献身』から | 10番目 |
長編から短編集 | 6番目 |
南房総沖で男性の銃殺遺体が発見される。行方不明者になっていた男性だと推測されたが、彼の同居女性である島内園香は連絡が取れなくなっていた。
彼女の逃走が疑われたが、アリバイが確認され、犯行は不可能と判断される。その後、捜査を進めるなかで、湯川教授と関係のある人物が浮かび上がり、警察は湯川に捜査協力を依頼する。
その依頼を機に、事件は予想外の方向へと動いていく――。
ガリレオシリーズを読む順番:まとめ
- 探偵ガリレオ(短編集)
- 予知夢(短編集)
- 容疑者Xの献身
- ガリレオの苦悩(短編集)
- 聖女の救済
- 真夏の方程式
- 虚像の道化師(短編集)
- 禁断の魔術
- 沈黙のパレード
- 透明な螺旋
東野圭吾さんのガリレオシリーズを読む順番について紹介しました!
基本的には刊行順がおすすめですが、気になった作品から読むのもあり。ぜひ楽しんでください!